2012.1/22(日) 大阪城ホール

 






【UROBORS -that's where the truth is-】

2012.1/22(日) 大阪城ホール


【SET LIST】
SE. SA BIR(拡張ver)
01. VINUSHKA
02. RED SOIL
03. 慟哭と去りぬ
04. 蜷局
05. GLASS SKIN
06. STUCK MAN
07. 冷血なりせば
08. 我、闇とて…
09. HYDRA -666-
10. BUGABOO
11. 凱歌、沈黙が眠る頃
―INWARD SCREAM―
12. DOZING GREEN
13. INCONVENIENT IDEAL(アンプラグド)
14. INCONVENIENT IDEAL

ENⅠ
SE. 狂骨の鳴り
01. THE BLOSSOMING BEELZEBUB
02. 罪と規制
―INWARD SCREAM―
03. 「欲巣にDREAMBOX」あるいは成熟の理念と冷たい雨
04. DIFFERENT SENSE
05. 残

ENⅡ
01. 羅刹国
02. THE FINAL
03. 激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇


本日はまめ氏がスタンド席だった為、桜灰はA5ブロック上手柵にて一人待機。
自分の立ち位置だけ丁度板張りで数cm高くなってたので視界良好でした(笑)。
ステージを覆い隠す様に紗幕がセットされてます。
暗転してSA BIR、日武のSA BIRで流れた映像と共に(沢山の蝋燭etc)。
んで蝋燭が真っ赤に染まり、鐘の音が鳴って低音が始まった辺り(1:40過ぎ位かな?)で、
紗幕に“UROBOROS -that's where the truth is-”の文字がゆっくり浮かんで。
更に文字のバックに大きな炎の輪が一つ現れ、次第に左右二つに分かれ“∞”の形に。
嗚呼、“ウロボロス”だなぁって。
既に泣きそうでした…。

メンバーも登場し、京くんは…遠目だったから定かで無いけど、多分バックラッシュの黒いシングルライダース。
黒いパンツ。
引き続き黒髪。

一発目はウィヌシュカです。
映像はお馴染みの原爆やら何やら。
更に防護服着た作業員が写ってるシーンや去年の震災関連の映像も随所随所交じってました。
京くんが「此処が真実だ!!」と叫んだ瞬間、ステージと客席の間にあった紗幕が落ちる。
後方に現れた巨大なバックスクリーンには廃墟の町並み…と、六本腕の男性の後ろ姿がデカデカと。
『業と歩む~』は歌わせて、間奏(『儚きアンチテーゼ』の前)では両手を広げる。

お次は赤土。
……アレ、何と無く予想はしてたけどもしやアルバム曲順…?
間奏のモゴモゴタイムは煽らずモゴモゴに専念。
例によって『満開の桜』は歌わせる。

そして慟哭、嗚呼やっぱりアルバム曲順なんだぁと。
『信じられない~』に入る前、京くん「お前等の声聞かせてくれぇ!!」。
…がしかし、んな事言いながら京くん自分で歌うモンだから、京虜としては歌える筈も無く…笑
途中「もっとぉー!!」言いながら自分歌うから、必死に観て聴いて、京くんが歌ってない箇所のみ歌いました(笑)

慟哭が終わり次曲へ移る為のセッティングの合間、スクリーンに一文字一文字ゆっくり映し出される言葉。

“脈々と植え付けられた概念が疎外の園へ涙を落とす”

…コレ見た瞬間、嗚呼、ヤられたと思った。
だってコレ、アルバムのブックレットに書かれてる言葉。
この人達はウロボロスを完全に再現する気でいるんだ、って。
上手く言葉に表せないけど、強く心を打たれました。

…からの、蜷局。艶しい京くん。
後半サビは少し辛そう。
最後の『人間』は先日に引き続き普通に歌います。
ライダース何時脱いだか忘れちゃったけどこの時は既に脱いでた気が…ゴメンなさい覚えて無くて…苦笑

“血の味は優しい埋葬に浸る刻”

グラスキはPVを彷彿とさせる様な映像。
声は少し掠れてて。

“尊厳と破壊の子”

スタックマンでは『Bloodstained ~』、『But this is ~』、『(3度目の正直なんて)誰も信じない』を歌わせます。
京くん「跳べー!!」、「もっとぉー!!」。
相変わらず跳ぶの疲れた…笑

冷血は新イントロ健在。スタックマンの時、『…あ、アルバム通りならこの次って冷血じゃん…やっぱ新イントロだよな?て事はまた跳ぶのか!汗』て思ってて(笑)案の定でした(笑)
崇拝タイムでは『聞こえない』『もっと』って仕草。

“絶対的絶望感、朱壁の明日側”

約十日前に彼等のオフィシャルtwitterで急遽募集していた“素材”が、此処で使われました。
英語記事だったんですが要約すると、
【『我、闇とて…』の歌詞内の『生きる』という単語から20秒以内で自由にフレーズを考えて。ソレをアナタの母国語で喋って録音してその音声ファイルを頂戴。今度のライヴ用の素材にするから】。
どんな風に使われてたかって言うと、それぞれの母国語のフレーズが幾重にも重なり合って響いて。
右から左から無音を許さず次々と。
男性だったり女性だったり、はたまた大人だったり子供だったり。
内容聞き取ろうとしたけど全部英語って訳では無いし、ソレ以前に二重にも三重にも四重にも声が重なってるモンだからちょっと難しかった…。
…そんな中で、一番最後に唯一交じった日本語。
「生きる事を許してくれますか」。

…我闇。
此処迄心が痛くなった我闇は初めて。
この日は元々声の調子余り良くなかった為か、我闇でも高音になると声が全然出ない。
掠れて出るとかじゃなくて、本当に出てないの。
…んだけど、それなのに京くんの痛みが物凄い勢いで突き刺さって来て。
掠れたり途切れ途切れだったり。
本当に出ない時は出ないから、本来高音であるべき箇所を叫んでみたり。
痛そうで、悔しそうで、辛そうで、悲しそうで…無意識に泣いてました。

“何時の時代も絶え間ない「」
 その「」を拭い取れるのは自分の成長のみ
 「」の成長は悲しみをも生み出し繰り返す
 「」こそ変える力なり”

…涙で視界が霞む中ハイドラです(笑)
日武以来の火柱&LEDスクリーンに映る京くんにテンション上がる!
日武ん時みたいに緑の光線が合成されてました。

バガブーでは魔法陣の様なモノがぐるぐる回るいつもの映像。

続く凱歌が終わると、バックスクリーンの映像が徐々に変わっていき…、何と両手を広げた京くんの後ろ姿に!きゃー!!

“空に生きる代償が与えてくれる本質と残骸の在り方
 死骸は死骸のままに”

ドングリが終わり、バックスクリーンには夕暮れの中ぽつんと寂しく佇む十字の墓標。
上空を飛び交う無数の烏。
群れを成した烏の鳴き声が響き、教会の鐘の音が鳴り、聖歌が少し流れ…パイプオルガンの伴奏で、コンビニ。
この日を最後に聴けなくなる曲ってのはこの事かな?とか一瞬思いつつその新たな世界に引き込まれて。

アンプラグドverで『~ただ打ち続ける』まで歌った後、バンド伴奏にて改めてコンビニ。
声の調子は幾分か良くなってました。
間奏で十字を斬る京くん。

本編終了。メンバーは早々に掃けます。誰も居ないステージと、スクリーンに浮かび上がる文字。

“空よ、瞼は朦朧と張り付けて”

“完璧な後味 答の無い答 嘔吐と神 破壊と破滅
 沈黙と盲目に…永眠に目覚め 恥じる疑心
 私は貴方を愛していない”

アンコは狂骨から。
スクリーンには何時の間にかまた両手を広げた人の上半身(顔除く)が映ってたんだけど、肩から新たに腕が生えて四~六本に。
その腕がゆっくり自身の胸元へ伸び、左右から胸をこじ開ける様に両側へ引き裂く。
中から現れたのは臓器と、、阿修羅?
余り良く見え無かったから違うかも…顔が沢山在る仏像の様なモノでした。
再びステージに舞い戻った京くんはあの着物姿。

アンコ一発目はベルゼ。
…んん?もしやドゥムスピも本編丸々?
その為に(って訳では無いだろうけど)この前のZepp2daysとも曲数少なかったのか?
…なんて思ったけど、先に結論述べてしまうとそういう訳では無かったです(笑)
でもベルゼ始まった途端一瞬だけ客席ざわついたんだよなぁ…多分皆さん同じ事考えてたんじゃ…笑

続く罪規制はまた『ペドフィリア』歌って無かった…かも。
ベルゼ→罪規制の流れはもう定番なのかしら。
この二曲ってライヴで聴いて滅茶苦茶惚れた曲なんだよね、だからこの流れは素直に嬉しい。
最後の『人間』は何度も繰り返し手招きするアレ。

んでガス室!きゃーマジで!今日ヤってくれんの!きゃー!
ライヴでコレ聴く度に、『今日こそ去年のフリイベさながらの勢いで“水遊び”してくれるかな…』て思って観てるんだけど、中々アソコまではしゃいだ水遊びはしてくれないですね(笑)

続くディファレントから残で、アンコ終了。割とあっさり掃けるメンバー。
…それもその筈、この日はダブルアンコが待ち構えてました。
メンバーが再び登場し、大歓声の中一発目…と、此処で事件は起こった。

京くん「…今日、たのs「ダダダダダダンッ!!(羅刹イントロ)」。

………ええええー!!!!!???
…え、ちょっと!!!折角京くん喋り出した所なのに!!!??……え、ええええー…??
……てな感じで京くんの喋りはまんまと楽器隊に掻き消され、…えーと……、ハイ、羅刹……です。(笑)
気を取り直して…、LEDスクリーンに各メンバーのリアルタイム映像が映ってて滅茶苦茶格好良かったです。
…ああ、京くんのMCが…(泣)

お次はファイナル。
『解けてしまう意図を見つめ』ではZepp初日同様、左手人差し指と親指で糸を摘む様な仕草。
『I can live ~』は歌わせる。
最後の「咲ぁーーーーーーーーーー……、か、せ、…よう」の溜めは相変わらず長かったです。

「大阪ぁー!!」「イケるか!!」
「後ろイケんのかぁ!!」「前イケんのかぁ!!」
「ラストイケんのかぁ!!」
「お前等全員一つになってかかって来い!!!」
からの、激しさ。
この日にこの曲がラストで本当にしっくり来たと言うか…
日武ラストでPV流してくれてるし、激しさがアルバム曲として収録されてんのはドゥムスピなんだけど、
個人的にウロボロスとドゥムスピを繋ぐキー曲ってイメージが強いのよね。
だから大ラスが激しさで本当に嬉しかったと言うか安心したと言うか…。

掃ける際、京くんお立ち台でピョンピョンは相も変わらず。
全員掃けて誰も居なくなったステージ、その後ゆっくりとスクリーンに浮かび上がる文字。

“The continuation of that scary dream DUM SPIRO SPERO”

訳すと“怖い夢の続き、~”かな。
ドゥムスピの核に成る曲と言っていたディアボロス…の、冒頭詞。

今回の大阪城ホール、“UROBOROS再来”と称しておきながら完全にその先を見据えたライヴで。
しっかり前を向いてて。
彼等の“今”を直接観て聴いて感じて、…何かもう自分放心状態でスクリーン見てたらしく、
ふと気付いたらとっくに他のお客サン達が出口へと向かう波が出来上がってました(笑)
でもソレくらい心を鷲掴みにされたライヴでした。
今日来て良かった、今までこの人達について来て良かったと…過去にも何度も同じ事言って来たけど、今日改めてそう感じました。

本編もね、アルバム曲順ってのが本当に凄いと思って。
現実味帯びちゃうけど機材的な意味で。
でも曲間のセッティング時間にブックレットの詞を映して、その時間でさえもウロボロス完全再現の一つの要素として取り入れちゃう。
あーもう、何でこの人達ってこんなにもカッコイイんだよー…あぁー……泣

参戦された皆様、本当にお疲れ様でした。


さてさて春は海外という事で、次ツアーは一番早くて五月~六月辺りかなと勝手に予想しております(笑)
…ツアーと呼べるのかも怪しい位の超突発的短期集中ライヴになりそうな予感も……、あ、いや、やっぱ何でも無いですゴメンなさい…笑

大阪&京都観光の日記も書きたいけど多分書かない。
twitterにわるきょも(わるもの)とか上げたけど、アレ、わざわざ大阪で買わなくても渋谷にも在るんだよね(笑)
…まぁ、ホラ、その場のノリってヤツ…明日を交う年末年始ツアーで大阪行った時も鞄と財布買った人ですから…ね(笑)

会場では兄貴KちゃんMサンRサン、そしてKサンにも会えて良かった!
他にも会いたかった人達居たんだけど…残念…。

因みにグッズは終演後にポートフォリオを購入。
キーホルダーは“桜灰”の頭文字、“S”を選択(笑)
ステッカーも欲しかったんだけど完売で…残念…。
ホテル戻って、ポートフォリオ買わなかったまめ氏の為に紙芝居方式で一枚一枚見せ付ける桜灰。
しかも変な効果音付き。
何やってたんだろう…笑


おしまい

このブログの人気の投稿

2010.5/28(金) 新宿バルト9

2019.11.20(水) 新木場STUDIO COAST

ご無沙汰。